4♥さよならミルクティー
去年、突然、カフェインがだめになってしまった。
病院で調べてはないけれど、まちがいない。
カフェインを飲んだ途端(そんなにタイムラグなく)
気分のわるさの絶頂におちいって、1時間以上その場をうごけなくなってしまう。
何度か救急車呼びましょうか、とも言われたけど、1ミリでも動いたらやばそうだし、でも動かない分にはなんとかそこに止まることができるので、ある意味やっかいだけど。
思えば中学生から毎日のように、ミルクティーをのんでいた。
わたしの人生にミルクティーは必要不可欠なのだと、信じてうたがわなかった。
学校で友達になじめず打ちひしがれた日も、
実家で過ごす最後の日もひとり暮らし1日目も、
初めての彼氏ができた日も、
結婚が決まった日もたぶん(たぶんか!)ミルクティーを飲んでいた。
それなのに。わたしの人生から突如として、ミルクティーは消えてしまった。
あの日もこの日も飲んでいたミルクティーが、これほどまでの刺激物だったとは。
わたしは、一生分のミルクティーを飲みつくしたのだ。たぶん。
花粉症や小麦アレルギーなどと同じく、カフェインの許容量を超えてしまったために起こる、カフェインアレルギー。(俗にいう、バケツからあふれちゃう現象。)
別れは唐突に起こる。
昨日までの心の支えは、今日になったら劇薬に変わることもある、ということ?
さよならミルクティー。
わたしはこれから、あなたのいない道を歩む。