2♥とびっきりのいい女
とびっきりのいい女というのに、たまに憧れる。
そうそうわたしの行動圏内だと、とびっきりのいい女を目にすることはないけれど、たまに、見ると、背筋が伸びる。
ずうっと見つめていたくなるほどの存在。
一見無意識に周囲何メートルにも光を放っていて、存在感!が!そこに!充満している!
美しい人がとても好きだし、でも、到底、どうやればあんな風になれるのか、見当もつかない。
スタイルがいい、顔かたちがいい、のはもちろんだけど、それだけじゃないの。
纏うオーラが、圧倒的美人、「とびっきりのいい女」なの。
彼女は決して愛想笑いはせず、
自分を無駄に落とすような発言はせず、
ことさらに背筋を伸ばして美人に見せたりもしない。
猫背で哀愁漂っていても、圧倒的に、いい女。
世間で言われている、雑誌でよく特集されるような「いいオンナ」とはまた、違うのよ。
お肌ツヤツヤ髪の毛ツヤツヤ、かどうかは問題ではなく、
いい靴を履いているかどうかとか、常に口角を上げてるとか、そういうばかげたことじゃなくて。
考えてみた、わたしの思ういい女の条件。
♥スタイルがある。こだわりは、譲らない。
♥自分を大いにわかっている。(良い部分も、そうでない部分も。)
♥自立している。
♥美容とおしゃれは空気を吸うようにおこなう。すべては自分と周りを大事にするために。
♥人からの見られ方を気にしない。それでも自分のために、周りに思いを馳せる結果としてのTPO。
♥やりたいことはやる。やりたくないことは断る。
♥内側から艶めく。これは、決してごまかせない。
♥弱みも魅力だと、わかっているし恐れない。
ああなるほど、今まで数々のいい女特集を見てきたけれど、
つまり、「いい女」を言語化すると、こういう風になるんだな。
いい女論はある程度みんな共通している。
この類のリストは飽きるほど見た。そのたびに、いやいやいや、まずは見た目の綺麗さでしょ、と、思ってきた。
けれども今わかったよ。このスピリットあってのあの見た目、なのだ。
だとしたら。
わたしだってとびっきりのいい女になれそうな、気がしてくるわ。
威張っていないけど卑下してもいない、ニュートラルでオーラを放ついい女。
これだったら、今すぐにでもできるじゃない!