3♥︎︎色気のある文章
色気のある文章について、考えた。
江國香織さんの文章は、色っぽい。
艶めいている、と思う。
直接的にセクシーなことなんて、書いていなくとも。
逆に、学校の先生のような、色気とは無縁な文章を書く小説家もいる。
村上春樹、は、こじれた色気という感じ。ちょっと平時から色気ムンムンすぎて、お腹いっぱいみたいな。
よしもとばななさんは、色気という感じではない、はずなのに突如としてそこはかとないエロスを感じたりする。
もう、とにかく一つ言えるのは、その空気感、温度、その人にしか書けない。絶対に。ということ。
同じ、日本語を紡いでいるというのに。
不思議でそして、励まされる。
わたしの文章についても、考えた。
艶めく文章を書けていたらいいなと、思う。
狙っては、書けない。断じて。
仄かな色気を感じ取ってくれる人がいたら、この上ない。
だから嘘なく仄かに色っぽくあること、年齢と経験を着々と重ねてゆくこと。
すべてが伝わる、伝わってしまうと、肝に銘じておくこと。
今のわたしにしか書けない文章
1時間後のわたし
1週間後、1年後、
10年後のわたしの文章
その時々の空気感世界観を、100パーセントで綴りたい。